【将棋ウォーズ】久々の実戦 [10分切負け・初段 達成率0.8%]

この2年ほど将棋を全く指さずにいた。勝負以前の問題として将棋への向き合い方に問題があると思ったからだ。なぜ将棋を始めたかというと大学時代に友達と指していてあまりに弱くて自分に腹が立ったから。それ以前に将棋に興味があったかと問われれば関心はなかった。なので将棋の基本が分かっているわけでもなく、お遊びとしてやっていたのが正しい。ただルールを覚えて指し始めるとそれはそれで楽しく続けるようになっていた。将棋ウォーズが出てきたのはちょうどAIが将棋に取り入れられ始めた頃。叡王戦が人間対AIという構図で取り上げられ世の中の関心を集めたと記憶している。「羽生の頭脳」などを読んで勉強し、なんとなく初段になりたいと思い始めたのもその頃。棒金が面白い戦法だと思いせっせと取り組んでは負け続けていた。多分1000敗は負け越したと思う。矢倉もジリジリした戦いでジリ貧になり負け続け、横歩取りのスパッと勝負の付く将棋が性に合ったかしばらくはその戦法を多投していた。勝率は多分5分くらい。

でも根本的に、将棋を指したいのは一種の憂さ晴らしの為だと気付いた。夜遅くに酒を飲んで指すのが普通で定石も知らずにハメ手にしてやられ、カッとなって徒らに指し続けることが多かった。無論それで楽しいはずもなく、初段から上には行けずに頭打ちになりもう将棋は止めようと思った。それが2年前。それからはNHKamebaで将棋を見ることはあっても自分では指さずにいた。それでもプロの将棋は面白く、タイトル戦はずっと追いかけていた。ただひたすらに盤に没頭する姿勢は素直に素晴らしいと思う。AIがどれだけ強かろうが人間同士の戦いはそれはそれで意味がある。

そんな棋士の姿勢を見続けているうちに自分でもまた将棋を指してみたくなった。コロナで鈍化した脳を活性化するのにうってつけではないかと思ったのもある。そんな時に出会ったのが「ぴよ将棋」なるアプリ。将棋ウォーズは初段から落ちるのが嫌で止めていた。なんとか強くなって将棋ウォーズでさらに上を目指そうと思い、ぴよを相手に戦い始めた。今、ぴよ帝相手に0勝100敗。さすがに勝てない。将棋で勝つのは簡単ではないとはよく聞くが、ほんとに簡単ではない。終盤でいくらでもひっくり返される。しかしどんなに頑張っても負けは負け。それを受け入れて新たに頑張るしかない。そう気付かされ、それでも指そうと思えたから改めて将棋ウォーズに戻ってきた。

今は1級に落ちても構わないと思う。それよりは序盤で間違えないこと、相手との均衡を保つことに注力して指すことに集中する。得意戦法はまだ確立できていない。横歩取りの変化に付いて行けてないので今は消去法で相掛かりを志向してはいるが棒銀にしてやられたりしてまだまだ基本が分かってないところがある。

改めて将棋は緩く長く指し続けて行こうと今は考えている。今までの戦歴はこんな感じ。ここからどんな戦いになるのか楽しみである。

将棋ウォーズ - 2020.11.19

将棋ウォーズ - 2020.11.19